スケイザルアウルサントゥル砂原(Skeiðarársandur)をドライブすると広大な荒野を走る感じが半端ない。スカフタフェットルの山々が見えているのになかなか到達しない。30~40kmほどもあるだろうか、ほぼまっすぐな道を走り続ける。この砂原の面積は約1,300平方kmもあるそうで、東京都の半分強の広さである。
8月のツアー時にはこの辺りでは雨が降っていて写真撮影できなかったので、4月の写真を掲載している。
スケイザルアウルサントゥル砂原(Skeiðarársandur)をドライブすると広大な荒野を走る感じが半端ない。スカフタフェットルの山々が見えているのになかなか到達しない。30~40kmほどもあるだろうか、ほぼまっすぐな道を走り続ける。この砂原の面積は約1,300平方kmもあるそうで、東京都の半分強の広さである。
8月のツアー時にはこの辺りでは雨が降っていて写真撮影できなかったので、4月の写真を掲載している。
このスケイザルアウルサントゥル砂原を通るリングロードから見える光景は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい。
先ほど「スカフタフェットルの山々」と書いたが、スカフタフェットルは、ヴァトナヨークトル氷河の南側にある地域の名前だ。後に紹介するスヴァルティフォスの滝もここにある。かつてはスカフタフェットル国立公園だったが、2008年にヴァトナヨークトル国立公園の一部となった。
一度説明を書いてみたが、自分でも位置関係がわからないので、My Google Mapを使ってイメージしてみた。白い右部分はアイスランド最大の氷河ヴァトナヨークトル(Vatnajökull)で、その南部を鳥瞰するイメージだ。右下の黒い広がりがスケイザルアウルサントゥル砂原で、青い線がリングロード。路上にブルーのマーカーをつけた(Skeiðarársandurの表示)あたりで撮った写真が多い。オレンジのマーカーはその時の対象である。
ほぼ正面に見えたアイスランドの最高峰クヴァンナダルスフニュークル(Hvannadalshnúkur)は頂上あたりに雲があるが、メリハリのあるダイナミックな表情だった。
西側には、ヴァトナヨークトルから延びるスキェイザルアゥルヨークトル氷河(Skeiðarárjökull)が間近に見えた。氷河ハイキングへ向かうのだろうか、歩いている人の姿もあった。
スカフタフェットルスヨークトル氷河舌(Skaftafellsjökull)と スヴィナフェルスヨークトル氷河舌(Svínafellsjökull)が並んで見えるというのも見応えがある。右側のスヴィナフェルスヨークトル氷河舌の先端に氷河湖があるが、8月にはここを訪れた。
最後の写真は、西の方を振り返って撮ったもの。黒い砂と岩が広がる向こうに、ロゥマグヌープル(Lómagnúpur)の岩山が見える。
最後から2枚目の写真に写る鉄骨は、洪水で破壊された橋の一部を残した、スケイザルアウ橋梁記念碑(Skeiðará Bridge Monument)だ。1996年、ヴァトナヨークトル氷河下で起きた噴火に伴って、大規模なヨークルフロイプ(氷河突発洪水)が発生した。大量の水とともに流されてきた、家ほどの大きさの氷塊まで橋に衝突したそうだ。
目の前に広がるスケイザルアウルサントゥルは、ヴァトナヨークトル氷河から流れ出す氷河河川や、氷河下のグリームスヴョトン(Grímsvötn)火山などに起因するヨークルフロイプが運んできた大量の堆積物によってつくられてきた砂原だ。1996年の洪水は、その過程の一つだったということになる。
ただ広いと眺めていた黒い砂原だが、この鉄骨を見ると、そこに働く力の大きさを感じる。太古の出来事だけでなく、今もこの地形がつくられ、変わり続けていることの証なのだろう。
ここの風景は、絶景だとして見るだけではもったいない。アイスランドの特色を今一度振り返らせてくれる風景のような気がする。
改めて、そう思った。