フヴィートセルクールと北西部

Iceland

フヴィートセルクール(Hvítserkur)

フヴィートセルクール(Hvítserkur)はゾウのような奇岩で、ヴァトンスネース(Vatnsnes)半島の東岸にある。フーナフロイ湾(Húnaflói)の海岸から50mほど沖に立っている。満潮時には海に囲まれているが、引き潮になると周囲が砂浜のようになり、足元まで歩いて行くことができる。

Hvítserkur
女房殿が撮ってくれたやつ。
豆粒のような人影が自分

駐車場から、海岸の方へ歩いて行くと奇岩が見えてくる。展望スポットは小川が海に落ちる滝の上にあり、隙間から見える感じも悪くない。しかし、ここの写真は旅行計画中に見ていて、自分も浜辺レベルから撮ってみようと思っていたところ。満を持して、崖道を降りていった。事前に見た写真は鏡面のような海にレフレクションがあるものだったが、この日は、波があり、雨も降っていたので鏡面とはいかなかった。そこで、シャッタースピードを1秒くらいのスローに設定して撮ってみた。幻想的で自己満足の一枚になり、それなりに満足だった。
ここは、ヴァトンスネース(Vatnsnes)半島の東岸にあり、リングロードからは25kmくらい離れているのに、わざわざ立ち寄ってもらえたのは嬉しかった。


ちなみに、この奇岩は黒い玄武岩からなる高さ15mほどの海蝕柱で、長い年月にわたって波に削られ、現在のような奇妙な形になったそうだ。

海蝕による倒壊が心配され、1950年代には地元で保存運動が行われ、その後、根元がコンクリートで補強されたそうだ。自然が作った奇岩だが、現在まで残っているのには人の手も少し加わっているのである。
ちょっと面白い事実だ。


コルフォサルの滝(Kolufossar)

コルフォサル(Kolufossar)の滝は、ヴィーザダルスアゥ川(Víðidalsá)が大地を浸食してできた深い峡谷に流れ落ちる滝である。実は、コルフォサルとは一つの滝の名前ではなく、ここに流れ落ちる滝の総称だそうだ。

この滝は、リングロードから南へ6kmほど入った所にある。駐車場から歩くと橋があり、この上からが一番よいアングルだと思う。20分ほど歩き回って終了だった。

2018年に展望台が設置されたそうだ。一番良いアングルは変わったかもしれない。


フヴィートセルクールとコルフォサルの滝が北西部で訪れたメインの場所だが、前ページに掲載したゴーザフォス以西の車窓風景は自分なりに興味を持てたので何枚か掲載しておく。


北西部の車窓風景

北部火山地帯を過ぎ、ゴーザフォスから更に西へ、少し前から見えていた山の間の谷間の方へ向かう。谷間には峠があるが、これも越え1時間くらい走ると海が見える。エイヤフィヨルズル(Eyjafjörður)というフィヨルドだそうだ。東岸から湾の奥に南下してくるとフィヨルドの浅瀬を横切るコーズウェイがあり、これを渡る。最初の写真はこのコーズウェイを走るミニバスの車窓から撮ったもの。コーズウェイを渡るとアイスランド北部の中心都市アークレイリ(Akureyri)がある。

エイヤフィヨルズルと西側のスカーガフィヨルズル(Skagafjörður)との間には山岳地帯が広がり、高い山々の谷間には小さな氷河がいくつも残っている。ときどき車窓から写真を撮っていたが、2枚目はその中の一枚。

2時間半くらい走ったところで停車してもらった。理由は、この3枚目の風景。西の地平線に広がる雲海を夕陽が黄金色に染めていた。後日調べてみるとヴァトンスカルズ(Vatnsskarð)峠あたりだったと思われる。

峠を超えると、峠から雲海に見えたが、実は霧が立ちこめる天候だった。その中で、見えた教会はぽつんと暖かい光をともしていた。ブロンデュオス教会(Blönduóskirkja)というそうで、1993年に完成した比較的新しい教会らしい。

最後の写真は霧の中の様子。すこし内陸にはいり宿の辺りでは、ほとんど何も見えない状態で、運転していなくても怖いくらいだった。