ASTERISM
― 輝く星座 ―

ある日一つの星座を見つけた。

ネットで、音楽関係の情報をあれこれ探していたときだった。なに、この子達...思わず目を疑った。「ASTERISM」という、ギター、ベース、ドラムのスリーピースバンドで、若い。いや、幼いと言ってもいいくらいだった。しかもインストゥルメンタル。演奏テクニックがヤバい。スゲーなぁと調べてみたら、ほぼ同郷じゃないか。特にギターの子はどうも近い町らしい。

T with Autograph
リターンのTシャツ
後日、サインを入れてもらった。

しばらく後、2018年夏、1stアルバム「IGNITION」の制作資金を募るクラウドファンディングが始まると知り、少しばかりだが応援させてもらった。それまでバラバラと配信されていた彼らの音楽をまとめて聴けるようになったのは大きな進化だと思っていた。冒頭の曲「BLAZE」は、ファンクの代表的ベーシストであるブーツィー・コリンズ(Bootsy Collins:Produce/Bass/Voice)と元ガンズ・アンド・ローゼズのバケットヘッド(Buckethead:Guitars)が参加していて鳥肌ものだった。

その頃、彼らは高校生だったこともあり、福岡を拠点に活動していたのだが、東京でも時々ライブをやり始めていた。IGNITIONの発売直後に下北沢でライブがおこなわれたので、やっと観ることができた。この時は写真撮影していなくて、2019年1月の下北沢のライブから撮るようになった。今日まで、ワンマン中心に20回ほど参戦し、撮影している。彼らのクロニクルというにはおこがましいが、思い出の写真である。

下北沢LIVEHOLICでのライブでは、最前真ん中にポジションが取れたこともある。メンバーの汗が飛んできたり、終わりにはハイタッチしたりと、小箱ならではの近さだった。最初に撮った時はスマホだったので、どうにも画質が悪かった。いろいろ試して、彩度を落としてみたところ、なかなか味のある画像に仕上がった。画質より、HAL-CAやMIYUに覆い被られるような場所から見上げたのが懐かしい。MIOはなかなか撮れず、三人のフォーメーションが撮れるような状況でもなかった。この時がASTERISM撮影のスタート地点だった。

2019年3月に、アメリカでライブを行うと知り、是非とも見てみたいと思い、ダラスとヒューストンの会場で観戦した。

ダラス会場前のビルボード
ダラス会場前のビルボード前にて
ASTERISMのメンバーとの記念写真
一緒に写真を撮ってもらった。

テキサス州オースティンでSXSW という大規模イベントが開催され、音楽部門では町中で数知れないライブが行われる。ASTERISMもここに参加することになった。SXSW出演だけではもったいないと考えた現地ファンが、ダラス、ヒューストン、そしてLAのライブを企画した。そういうわけで、大きな会場ではないし、設備が整っているわけではなかった。現地で会場を手配したファン達やバンドスタッフの方などと知り合いになり、和気藹々とした雰囲気だった。ライブ後にはメンバーもグッズ販売会場に出てきて、ファンと交流していた。

この時は、現在のカメラではなく、3世代くらい前の機種で撮影した。何が違っているかというと、まず、合焦速度だ。被写体に動かれて焦点が合わなかった写真の多いこと。実際、2021年に買い換えてから格段に撮れ高が上がった。とはいえ、自分ではいつになく面白いアングルで撮れたと思っている。掲載した写真はダラス分とヒューストン分をミックスしている。

そういえば、ダラスでのライブ開始直前にトイレに行っていたら、メンバーの一人が慌てふためいて飛び込んで来て――驚いた。

渋谷モディ前の広場で公開フリーセッション。明るい場所で見ることができたのはこの時だけ。観客は50名もいなかったと思うが、3人ともニコニコしていて和やかな雰囲気だった。今はもうこんなセッションはやらないだろう。

2024年には「Planet of Metal」というアルバムをリリースして、記念ライブが、福岡、大阪、名古屋、そして東京で開催された。アルバムはASTERISM のメンバーがドラゴン、ゾンビ、ニンジャ、タイタンなどのモンスターたちと戦いを繰り広げるストーリーに、LA在住のアーティスト Acky Bright 氏がイラストブックを作成し、ASTERISMが曲をつけたというものだった。ライブでは、曲ごとに氏のイラストがスクリーンに映され、カラフルなステージになった。

Dallas
アニメ曲初披露

また、最後の東京のライブでは、「Crescendo」という新曲が、アニメ「フグ鑑(不遇職【鑑定士】が実は最強だった)」のオープニング曲に採用されたということで、同曲が披露された。初めてのアニメタイアップだった。このページを作成している間に、2026年10月放送開始予定の「目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい」というアニメでも新曲「MY WAY」がエンディングテーマに決定したと発表された。これも楽しみだ。

2026年1月に4th Full Album 「Kick Down the Wall」が発売され、5月末にスペシャルなライブが開催された。自分らが演奏したい曲を作ったそうだが、相変わらず凄まじいテクニックが惜しみなく盛り込まれている。中の一曲、「MET/AL SUPREME」という曲名はコルトレーンの「LOVE SUPREME」リスペクトだとMIOがSNSで教えてくれた。また、マスタリングがテッド・ジェンセン(Ted Jensen)だというのも熱い。

2月までの 「Untitled」 ツアーでも聞かせてくれたけど、この時の方が力が入っていたように思う。

ここで画像を掲載した以外にも、2ndアルバム 「GUERNCA」、3rdアルバム 「DECIDE」のお披露目ライブ、「Guitar Monster」での Marty Friedman らとの競演などを観戦した。これらのライブでの写真は、2019年から始めたInstagramに投稿している。

「リズムセクションよりリズム感がいい」といわれる超絶ギタリストの HAL-CA
変態的7弦ベースを駆使し、グロールを奏でるMIYU
ワンバスをツーバスのように叩き、バンドのリズムを支えるMIO


2022年に拠点を東京に移し、2023年にはメジャーデビュー、海外でのライブもこなしているASTERISM
これからも、その活躍を楽しみに見守っていきたい。(すっかり、おじいさん目線である。)